流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
star2, 欲するモノ
―――その日の夜
「約束、忘れてないよな。」
「はい、もちろんです。」
私の家で私の作った料理を食べながら、私と陽也さんは話し合う。
「俺が、お前に自由をやった。」
足枷付きのね。
「お前は、俺だけを見てればいいんだよ。」
もちろん、だって私は貴方しか愛することを許されていない。
自由を我慢して、恋することを我慢すること。
仕方がない、だってこれは掟だから。
私の罪を償うために、自分の身を捨てなければならない。