流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
そういえば今日も、黒龍に行く予定があったんだ。
こんな落ち込んだ顔をしたら、心配されるからこんな顔をしちゃいけないよね。
私は、ジーンズとレースのついたお気に入りのシャツに着替えた。
あっ、当麻から電話が来てる。
陽也さんと電話している途中だったから、全然気付かなかった・・・かけ直さなくちゃ。
私は、当麻に電話をする。
2コール鳴る前に、当麻が出た。
『紗綾、今日夜まで大丈夫か?』
「えっ、うん・・・大丈夫だけど。」
『今日は、走りに行くぞ。』
「走り?」
走りって・・・皆でランニングでもするのかな?
ダイエット中なのかな・・・?
あんなに、痩せてるのにこれ以上ダイエットしたら・・・ガリガリになっちゃうのに・・・。