流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






『お前がバイクに乗るのは最初だけ

そのあとは、車にのるから大丈夫。』




「ずっと、乗らないよね?」




『あぁ、それに何かあったら

助けるから大丈夫。』




うっ、そんなこと言われると嫌なんて言えなくなる。



「分かったわよ。」




これが惚れた弱みっていうのかな?


・・・・なんて、自分で考えて自分で恥ずかしくなる。




『十分後、マンションの下に降りて。』



「わかった、じゃぁまた後でね。」



『あぁ、また後で。』





そう言って、電話を切った。


ツーツーという機械音が聞こえた。





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