流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






いつもの運転手だった。



運転手は私の方をチラリと見ると、出発した。




「窓、開けていいですか?」



「どうぞ。」




私は、窓を開けた。




風が車内に入ってきた、ともにバイク音とみんなの声が聞こえてきた。




先頭を見てみると、当麻の姿があった。




周りには幹部のメンバーがいた。




当麻は蛇行運転をしながら、そしてバイクの車体を傾けさせながら、走っていた。




私を後ろに乗せていた時とは、スピードも比ではなかった。




私が乗っていたから、本当はゆっくり行ってくれてたんだ・・・やっぱり、当麻は優しいな。





< 199 / 298 >

この作品をシェア

pagetop