流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
私も迷ったとき、この流星を目印にすると思う。
辛くて、苦しくて、何もかもから逃げ出したいとき・・・私は、きっと流星を探す。
当麻は本当に私の流星だわ。
「貴方は寵愛姫ですから、
当麻さんと同じくらい大事なんですよ。」
運転手がそう言ってくれた。
黒龍が私のことを大事にしてくれる・・・最近そのことが痛いくらいに伝わってくる。
私だって、黒龍は大事でかけがいのない存在。
だけど、私は黒龍を傷つけることになってしまう・・・・。
「黒龍から、離れないでくださいね。」
ミーラーから運転手が微笑んでいる姿が映った。
離れたくない・・・。