流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
star18, 母とワタシ
「ここの部屋だ。」
少し経つと、母がいるという部屋の前に連れてこられた。
この部屋に母がいるんだ・・・。
心臓がバクバクと身体中に鳴り響く。
「俺は、外にいるから。」
私は、そう言われて深呼吸をした。
緊張と恐怖で、手が震えてドアノブを握るので精一杯。
もう片方の腕で、ドアノブを握る腕を支える。
・・・・・・お母さん。
―――ガチャッ
私は、開けると、重い足取りを踏ん張ってなかに進めた。