流星×零姫―黒龍の寵愛姫―








「好きな学校で、大切な友達や好きな人


作っていいのよ?」





昔から、決まった裕福な学校で、作り笑いを浮かべた。


友達だって、どんな性格の人でも相応の人と仲を深める。


婚約者がいるから、恋なんてできない。




私は、幼い頃から決められたことだった。



両親だって、そうすれば、喜んでくれた。





「私のせいで、」



「名誉ばかりに目があったのは私。


あなたの幸せなんて、考えなかった。


幸せだろうっとしか、考えなかった。」




お母さんは、もう我が儘言って。とそう言って笑った。





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