流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「お母さん・・・。」
ごめんなさい、ありがとう。
私は、嘘ばかりの世界だったけど・・・幸せもあったよ。
お母さん達のおかげだよ。
私は涙が出てきたので、見られないようにうつむいた。
「まぁ、婚約はずっと前から
・・・・・取り消されていたけどね。」
ッバ
私は、顔を上げた。
婚約はずっと、前から取り消されていた?
「いつから?」
「もう、1年ほど前よ。
私の体調がよくなった頃。」
一年ほど前から?