流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
『当麻、今から話があるけど会える?』
『俺も会いたかった。
ていうか、今おまえの家に向かってる。』
『家のしたで待ってる。』
『おう。』
そう言って、当麻が電話を切った。
私は、上着を羽織って、特攻服と手紙が入った袋を持って部屋を出た。
あぁ、これで最後の会話になるのかな・・・・?
そう思うと、胸がズキズキと痛む。
切ない、悲しい・・・そんな感情が溢れてくる。
でも、泣かない。
泣いたら、気持ちが悟られるから・・・最初から最後まで笑おう。