流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「アイツは流星じゃなくて、
炎王を選んだんだよ。」
プチン
頭の中の何かがキレた音がした。
瑠雨に胸ぐらを掴んでない方の手に拳を作って、振り下ろした。
瑠雨は、それを受けるとぺっと口の中の血を吐いた。
「口の中きれた。」
そう言って、俺のお腹に拳を入れた。
相変わらず、その拳は重くて、痛みのあまり顔を歪める。
「中学と一緒だな。」
そう言って、二人の殴り合いが始まった。