流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「黒龍との関係は、知ってる。」
「そう、ですか。」
知ってたんだ・・・。
「・・・すみません。」
「もう、俺のだ。」
私はコクりと頷いた。
これでいいかもしれない、陽也さんのそばにいるのもいいかもしれない。
黒龍のみんなは、傷つかない。
傷つく皆を見ると、私も苦しいの。
《当麻が壊れそうなんだよ。》
翔が放った言葉を思い出す、周りのみんなも・・・私を探しているの?
もしかして、翔は私を探しに来たの?
そう考えると、胸がチクチクして、とても痛い。