流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「一年前、婚約破棄したけど。
お前の叔父に無理やり頼み込んだ。」
「一千万はお前が断れなくなるするため。
本当は、一千万なんて
経済を立て直すのにかかる、ほんの一部。」
私は、考えた。
確かに経済をと立て直すためには、数兆円かかった。
もしかして、私が好きなのは本当なの?
「一目惚れだった。」
「お前が笑顔だったら、俺も釣られた。」
私が笑ったとき、いつも陽也さんは笑ってくれた。
前から、好きでいてくれたんだ。
胸がギュッと、締め付けられるように切ない。