流星×零姫―黒龍の寵愛姫―







葬式が終わって、一週間が経った。



父が居なくなったことで、父の経営していた会社は経済難に陥った。



叔父が父の代わりに懸命に働いた。



母は、一週間居なくなった父を探し続けた。




「お母さん。」



「紗綾・・・お父さんは?」



「死んだよ。」




母は、冗談はやめて。といった。


一緒に、葬式に出て・・・一緒に、お墓参りにも行った。




「お父さんは、私を庇って死んだの。」




お母さんは、頭を抑えて、言わないで。と叫ぶ。


私のせいだよ、私のせいで死んだんだよ。


お父さん、お母さん、ごめんなさい・・・・。





< 286 / 298 >

この作品をシェア

pagetop