流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
葬式が終わって、一週間が経った。
父が居なくなったことで、父の経営していた会社は経済難に陥った。
叔父が父の代わりに懸命に働いた。
母は、一週間居なくなった父を探し続けた。
「お母さん。」
「紗綾・・・お父さんは?」
「死んだよ。」
母は、冗談はやめて。といった。
一緒に、葬式に出て・・・一緒に、お墓参りにも行った。
「お父さんは、私を庇って死んだの。」
お母さんは、頭を抑えて、言わないで。と叫ぶ。
私のせいだよ、私のせいで死んだんだよ。
お父さん、お母さん、ごめんなさい・・・・。