流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
痛くて、声すら発することがままならない。
呼吸をするのも、キツイ。
「さ、や・・・・ぁあ、私。」
血が流れる私を見て、嘆き悲しんでいる。
「ごめっ・・んなさい。」
そして、母は包丁を自分のお腹にさした。
ドロドロと真っ赤な血が流れていく、私も刺さった部分が痛くて、その場に倒れた。
亡くなった父と同じくらい血が出ていた。
「おっ、奥様。」
使用人が、丁度よく中に入ってきた。
そして、携帯を手に取り病院に電話をかける。
私は、もう意識を持つことさえ苦痛で、意識を手放した。