流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「何かしら。」
涼しげな表情で振り向く。
「ブス女、裏庭に来なさい。」
「ここで言ってくださる?」
ブス女って・・・・私だって、名前はあるわよ。
「あんた、何人の男を手玉に取れば済むのよ。」
何勝手に手玉に取る、とか言ってるの。
私はこの学校の男一人とも関係を持つつもりはない。
男と遊ぶつもりも、男と本気になるつもりも全然ない。
それと、昔から婚約者が決まっていたから恋なんてしたことない・・・むしろ、恋をしてみたいわ。