流星×零姫―黒龍の寵愛姫―








「お前、俺に逆らったら

母がどうなっても、知らねぇから。」



「・・・・はい。」




ずっと、ずっと、陽也さんの言葉に頷いてばかりだった。


何があっても、逆らわないのが。


我が儘を言って、周りを傷つけた私の役目と信じてやまなかった。




けど、そんな時黒龍のみんなと出会った。



幸せだった。



だけれど、二つも選ぶことなんて、出来なかった。



そして、私は陽也さんのもとにいった。




―――「皆を裏切った。」



最低なやつだよね。と呟いて、みんなの顔を見た。






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