流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「我慢しろ。」
耳元で、私を担いだ茶髪の男の人が囁く。
低く透き通るような声なので、なんだから聞き入りそう。
・・・・声のことなんかより!
突然、なんなのよ・・・この人たち、それに姫ってなによ。
「一体、あなたは誰なのよ。」
「俺のこと知らないのか・・・
あぁ、興味がないものは覚えない女だったな。
俺の名前は、当麻だ。」
俺のこと知らないのかって、このナルシスト発言!!
それに、興味がないものは覚えない女って・・・確かに当たってるけど、なんか、失礼。