流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「あっ、ちなみに僕は日向ね。」
可愛らしい男のが、満面な笑みで微笑む。
「この横の銀髪が、考喜ね。」
銀髪の方をチラリとみると、「よろしく。」と言って虫も寄せぬ笑顔を見せる。
なんか、この人軽そう。
昨日の屋上の時も、そんなこと思った気がする。
「この目つきが悪い金髪が、翔ね。
仲良くしてやってね。」
「俺はお前みたいな性格悪そうな人と、仲良くするきねぇから。」
本当に、目つきが悪い金髪ね。
「全く、同意見ね。
違う意味で、気が合いそうね。」
私が嫌味たらしく言うと、金髪の翔という人が睨んできた。