流星×零姫―黒龍の寵愛姫―






「ごめんなさい、少し頭が痛かっただけ。」




頭が痛くなって、昔のことを思い出すのは何年ぶりかしら。


いや、何ヶ月ぶり・・・だったわね。




「それより、姫って何。」



「あぁ、姫っていうのはな

黒龍の寵愛する一人の姫のことを言う。」




黒龍の寵愛する姫、なんで私がそんな存在にならなくちゃいけないの。


昨日初めてあったばかりなのに、接点なんて全然ないのに。




「理由は、お前が気に入ったから。」




私が、知りたがっているのに気づいたのか答えてくれた。





< 36 / 298 >

この作品をシェア

pagetop