流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「ごめんなさい、少し頭が痛かっただけ。」
頭が痛くなって、昔のことを思い出すのは何年ぶりかしら。
いや、何ヶ月ぶり・・・だったわね。
「それより、姫って何。」
「あぁ、姫っていうのはな
黒龍の寵愛する一人の姫のことを言う。」
黒龍の寵愛する姫、なんで私がそんな存在にならなくちゃいけないの。
昨日初めてあったばかりなのに、接点なんて全然ないのに。
「理由は、お前が気に入ったから。」
私が、知りたがっているのに気づいたのか答えてくれた。