流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
star4, 軽いモノ
「後ろに乗れよ。」
「い、嫌よ。」
当麻がバイクの後ろに乗ることを、勧めてくる。
バイクなんて乗ったこともないのに、いきなり乗ったら大変なことが起きそう。
おまけに、この人の後ろに乗るなんて・・・
「いいから、乗れ。
もしかして、ビビってんのか?」
「怖いものなんてないわよ。」
私は、ビビってんのか?の一言に少し怒りを覚える。
これでも、私は負けず嫌いなんだから・・・そんなこと言われるのが嫌いなの。
私は、言われるがままにバイクの後部席に座る。