流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
star6, 同じなアイツ
―――ピッピッピッピ
目覚まし時計が寝室に響く。
私は、まだ眠いのを我慢して立ち上がった。
時計には7時と針が記されていた。
少し隙間が空いているカーテンから、光が溢れ、私の体を光が包む。
この陽だまりが心地よくて、もう一度眠りそうになる。
でも、今日は黒龍に行かなくちゃいけないんだった、二度寝なんかしちゃいけない。
10時くらいになったら、家を出よう。
私は、服に着替える。
着慣れた、ピンクのフリルがついたワンピース。
それは、陽也さんにもらったワンピースだった。