流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「黒龍みたいな優しい場所、初めてなの。
今は、軽い気持ちなんかじゃないわ。」
「・・・・あぁ、ごめんな。」
「謝ることはないわ。
それより‘よろしく’って言ってもらいたい。」
「よろしくな。」
翔が手を出してきた、私はその手を受け取って、握手をした。
握手をし終わると、翔は自分の黒いソファーに座った。
私も、黒いソファーに座った。
当麻がいないので、いつもより広く感じる。
・・・・・思えば、今日は人数が少ない。
なんか、少し悲しくなる・・・。
私にとっての、みんなの存在が前よりずっとずっと大きなっていく。