流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「ふぅ~ん。」
当麻が不機嫌そうな表情で、そういう。
「どうしたの?」
「なんでもねぇ。」
と言いながらも、不機嫌そう。
いつも笑顔ではなかったけれど、雰囲気はもっと柔らかかった。
「なぁ、いい加減
こっちに近づいて、座れよ。」
当麻がため息をつきながら、言う。
・・・・もしかして、いつも当麻の横に座るとき一人分のスペースのことを言ってるの?
前から、こんな感じだったじゃない。
なのに、なんでこんなに不機嫌そうに言うのよ。
私何かしたかしら。