流星×零姫―黒龍の寵愛姫―
「俺と、ソイツ、
どっちの方が好き?」
俺と翔が話していたら、横からそんな言葉が聞こえてきた。
当麻、なんてこと聞いてんだよ。
もし、当麻じゃない方選んだら嫌がるくせに聞くなよ。
「当麻・・・かな。」
っほ・・・・。
俺は、安心のあまりため息がこぼれた。
「ならいい。」
当麻は今さっきと違って、えらく機嫌が良さそうになっている。
随分な気分屋だな。
というより、単純?ていうのか。
でも、当麻は一番怒らせたら危険なやつだからな。