キミノコエ
キミとセカイ
セカイにイロがついて、私達は中学生になった。
少しずつ変わっていったけど、ルイと私は相変わらず仲良し。
むしろもっと仲良くなった。
けど、ルイは最近強がって一人称を俺に変えた。
そして私は感情を無くしてた昔の自分と一別するため、一人称をボクに変えた。
私は昔の自分が使ってた一人称だから。
部活はルイと同じ吹奏楽部。けどパートは違う。委員も同じ図書委員。
クラスは2人別々だけど、ボクのクラスにはアヤというもう1人の心友が居る。
ルイのクラスにはサクというもう1人の心友が居る。
けどルイとボクは登下校を一緒にする。
「カノー、俺恋してぇ…」
「ボクもしたいよー…」
「えーなんで。カノはほら、同じパートのさ…誰だっけパンダみたいな人」
「んにゃ?…あーフユキ?」
「それ‼︎
絶対フユキはカノのこと好きだって‼︎」
「そんなわけないよ」
「どーだか」
なーんてルイに散々言われてたけどボクは信じなかったのに…
「フユキの好きな人誰?いー加減教えてよね」
「あーもー‼︎うっせえな、わかったよ、今日メールで言うよ」
「やった‼︎楽しみにしてる♪」
そんな約束をした時心の中でボクはルイに
ほら、ボクに教えてくれるんだからボクじゃ無いよ‼︎
なんて言ってた。
けど届いたメールは全く違って。
「俺の好きな人は…
お前だよ」
それを見た瞬間、涙が零れた。
あぁ、ボク、フユキのこと好きだったんだ。
素直な気持ちを相手にぶつけて、心から笑うフユキに惹かれてたんだ。
…ゴメンね
フユキの事が好きなら尚更振らなきゃ
だってもうすぐ、自殺するんだから
『高野』
フユキの声が聞こえたような気がした。
少しずつ変わっていったけど、ルイと私は相変わらず仲良し。
むしろもっと仲良くなった。
けど、ルイは最近強がって一人称を俺に変えた。
そして私は感情を無くしてた昔の自分と一別するため、一人称をボクに変えた。
私は昔の自分が使ってた一人称だから。
部活はルイと同じ吹奏楽部。けどパートは違う。委員も同じ図書委員。
クラスは2人別々だけど、ボクのクラスにはアヤというもう1人の心友が居る。
ルイのクラスにはサクというもう1人の心友が居る。
けどルイとボクは登下校を一緒にする。
「カノー、俺恋してぇ…」
「ボクもしたいよー…」
「えーなんで。カノはほら、同じパートのさ…誰だっけパンダみたいな人」
「んにゃ?…あーフユキ?」
「それ‼︎
絶対フユキはカノのこと好きだって‼︎」
「そんなわけないよ」
「どーだか」
なーんてルイに散々言われてたけどボクは信じなかったのに…
「フユキの好きな人誰?いー加減教えてよね」
「あーもー‼︎うっせえな、わかったよ、今日メールで言うよ」
「やった‼︎楽しみにしてる♪」
そんな約束をした時心の中でボクはルイに
ほら、ボクに教えてくれるんだからボクじゃ無いよ‼︎
なんて言ってた。
けど届いたメールは全く違って。
「俺の好きな人は…
お前だよ」
それを見た瞬間、涙が零れた。
あぁ、ボク、フユキのこと好きだったんだ。
素直な気持ちを相手にぶつけて、心から笑うフユキに惹かれてたんだ。
…ゴメンね
フユキの事が好きなら尚更振らなきゃ
だってもうすぐ、自殺するんだから
『高野』
フユキの声が聞こえたような気がした。