ちっぽけな距離
side 梓

「バカ‼︎腕振りすぎなんだよ‼︎」
「うっさいなぁ‼︎」

なんなの全く‼︎

もういや。

なんでバスケの方から叫ぶかな。

「下手くそ梓」
「なっ…‼︎霜月君のばかっ‼︎ちょっと休憩‼︎」

私はそう言って体育館を出た。

トイレトイレー。

絶対私顔赤いよ。

ってあれ…。

「…きょ、う君…⁇」

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