ちっぽけな距離
side 京
最近はいつも俺達三人となぜか桜さんでいる。
でもまぁ、ほとんど俺は桜さんに絡んでない。
絡んでるのは陽だ。
鼻の下伸ばして。
デレデレしすぎだっての。
「これさ…いつまで続ければいいの⁇」
「え⁇」
俺は桜さんに言う。
「まあまあ、そんなこと言わずにさぁ⁇王子」
と、陽は言う。
俺と春樹はもう、なんてか…こんな陽に呆れてる。
「だったら陽一人ででもいいじゃん。てか、俺別に必要なくね⁇」
なんで俺が…。
「ダメなんです…」
「…」
「あなたみたいな、王子様じゃないと…」
「いや…てか俺、王子様とかそんなんじゃないし。それに俺…帰りは一緒に帰らないといけない人がいるから…」
「…そう、ですよね…迷惑ですよね…」
…なんだよ…。
急に泣きそうな顔になって。
だからってこれは譲れない。
俺だってあずと一緒に帰りたいし。
つか、ついさっき仲直りしたからそれをまた、崩したくない。
「とにかく俺は帰りパス。陽に頼めよ」
「じゃあ、帰りは良いです…だからせめて学校の時は一緒にいてください」
「まぁ…解決するまでなら…」
「ありがとうございます」
桜さんは丁寧にお辞儀をした。
それは、つい昨日のこと。
『あの…お願いがあります』
『お願い⁇俺に⁇』
昨日の放課後。
『はい。いきなりこんなこと言うなんておかしいですけど…私のボディーガードを頼みたいんです』
『はぁ…⁇』
ボディーガード⁇
最近はいつも俺達三人となぜか桜さんでいる。
でもまぁ、ほとんど俺は桜さんに絡んでない。
絡んでるのは陽だ。
鼻の下伸ばして。
デレデレしすぎだっての。
「これさ…いつまで続ければいいの⁇」
「え⁇」
俺は桜さんに言う。
「まあまあ、そんなこと言わずにさぁ⁇王子」
と、陽は言う。
俺と春樹はもう、なんてか…こんな陽に呆れてる。
「だったら陽一人ででもいいじゃん。てか、俺別に必要なくね⁇」
なんで俺が…。
「ダメなんです…」
「…」
「あなたみたいな、王子様じゃないと…」
「いや…てか俺、王子様とかそんなんじゃないし。それに俺…帰りは一緒に帰らないといけない人がいるから…」
「…そう、ですよね…迷惑ですよね…」
…なんだよ…。
急に泣きそうな顔になって。
だからってこれは譲れない。
俺だってあずと一緒に帰りたいし。
つか、ついさっき仲直りしたからそれをまた、崩したくない。
「とにかく俺は帰りパス。陽に頼めよ」
「じゃあ、帰りは良いです…だからせめて学校の時は一緒にいてください」
「まぁ…解決するまでなら…」
「ありがとうございます」
桜さんは丁寧にお辞儀をした。
それは、つい昨日のこと。
『あの…お願いがあります』
『お願い⁇俺に⁇』
昨日の放課後。
『はい。いきなりこんなこと言うなんておかしいですけど…私のボディーガードを頼みたいんです』
『はぁ…⁇』
ボディーガード⁇