リストカットシアター
両親が泣いている姿と思えば
お葬式の風景だった。
そこには学校のクラスのみんなに
それに亜由美の姿があった。
しかも泣いていた。
「なんで…」
でもそれは親の前だから
仮の姿かもしれない。
そんな私の疑いに答えるように
シーンが変わり亜由美の部屋が写った。
亜由美はベットにうつ伏せになっていた。
「…菜月」
亜由美がベットにうつ伏せになって
泣いている時は本当に
悲しい時しかやらない。
「私がいけないの…菜月がすぐに私を頼ってくれたのに…何の力にもなれなかった…守れなかった…ごめん…菜月」
その言葉を聞くと
頬に涙が伝わるのがわかった。
そこで映像は終わってしまった。
「ご覧頂けたでしょうか?ではこの黒い液体が入ったコップに信じるか信じないかを言ってください」
あの亜由美の涙は本当の涙。
親友だからこそ分かる。だから私は…。
「信じる…!」
黒い液体は透明の水になった。
「ではその水を飲んでください」
飲むとまた気を失ってきた。
気を失う前に最後に聞いた言葉は
「それでは精一杯人を信じてください」
お葬式の風景だった。
そこには学校のクラスのみんなに
それに亜由美の姿があった。
しかも泣いていた。
「なんで…」
でもそれは親の前だから
仮の姿かもしれない。
そんな私の疑いに答えるように
シーンが変わり亜由美の部屋が写った。
亜由美はベットにうつ伏せになっていた。
「…菜月」
亜由美がベットにうつ伏せになって
泣いている時は本当に
悲しい時しかやらない。
「私がいけないの…菜月がすぐに私を頼ってくれたのに…何の力にもなれなかった…守れなかった…ごめん…菜月」
その言葉を聞くと
頬に涙が伝わるのがわかった。
そこで映像は終わってしまった。
「ご覧頂けたでしょうか?ではこの黒い液体が入ったコップに信じるか信じないかを言ってください」
あの亜由美の涙は本当の涙。
親友だからこそ分かる。だから私は…。
「信じる…!」
黒い液体は透明の水になった。
「ではその水を飲んでください」
飲むとまた気を失ってきた。
気を失う前に最後に聞いた言葉は
「それでは精一杯人を信じてください」