私と子供と暴走族
「っきゃ!」
地面に押し付けられた
「うぅ……」
背中いたい。
「るいに触んな!」
ゴンっ
知らない男に陽太は大きな石を頭めがけて投げた
わや
「おい。てめぇ。いてじゃねぇか!」
あぶない!
ザッ
あー痛い痛い
腕から大量の血
「涙!あっごめんなさいごめんなさい」
「家族なんだから謝らない!息子を守るのが
母親の仕事なの!」
「涙……」
陽太可愛いねー
何回言うんだろ
あっ
陽太!後ろあぶない!
「後ろ!」
陽太が刺される!
怖くておもいっきり目を瞑った
わめき声も聞こえない
そっと目を開けた
わぉ
ナイフを素手で掴んだ私の幼なじみ。
たしか真竜の幹部?
「俺の幼なじみに手ぇだしてんじゃねぇぞ」
「ごっごめんなさぁい!」
あ、逃げ足はやっ