+Resolution+

見放されしは何方







何れ失うと知るものであろうと、いざ失ってしまうと哀しく寂しく、そしてとても儚げだ。

そこに存在していたはずなのに、もう二度と見ることも触れることも出来ないのだから









失った後に残るのは



切なさと虚しさと、記憶の欠片





だが、それらも何時かは失われ

残り積もるものは、きっと言葉で言い表せないぐらい小さき情。







それでも一つ二つと降り積もるならば、それは強く、残りしものに刻まれる





そうして、生きる旅路が創られてゆく










失うものにとって、それはとても虚しいことかもしれない。






















しかし、しかし、












失われたものに残るのは




切なさと虚しさと、失われゆくまでの記憶の欠片。









だが、それらも何時かは失われ

























最後に残されしは、消え散ゆく路のみか。














END

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