先生が好き
第二章

新たな恋


あれから…一ヶ月が経ち

11月中旬。


あたしは…

親友によって、

新たな第一歩を踏み出した。

親友の荒巻千郷。

“ちぃ”って読んでる。

あの日、ちぃに電話をしたら会いに家まで来てくれた。


泣きながら全てを話した。ちぃは一言も話が終わるまで口を挟まなかった。


一緒に泣いてもくれた。

翌日はあたしの風邪がちぃにうつり二人とも欠席した。


ちぃは、彼氏がいて…

その人と凄くうまく行っていて、心に余裕があり
あたしのためのスペースって言ってくれた。


親友の心にあたしのためのスペースがあるって聞いて…

あたしはちぃの胸で泣きじゃくった。

ちぃのシャツがビタビタになるぐらい。

少しはスッキリして、

その後の日も…

毎日の様に…

泣いた。

ちぃの胸で…。
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