先生が好き
「わかった…。亜果梨が幸せになれば…それでいい」
仁志を放ってあたしだけ…幸せの道を行くなんて…。
恋は…幸せもあるけど
犠牲を出すこともある。
誰かを犠牲にして…
自分だけ幸せになろうだなんて…。
あたしは…最低だよ。
「仁志…さよなら…。ごめんなさい…本当にごめんなさい。」
「早く…その男の所に行ってやれ…。早く…。」
仁志の頬に涙が流れた。
仁志…ごめんなさい。
「さよなら…。」
そう言いあたしは、家に帰った。