先生が好き

「先生…あたし…やっぱり…先生じゃなきゃダメ!」

「えっ!?」

「あたし…仁志と付き合って昨日キスしたの…でも、違うって!あたしの心にいるのは仁志じゃないって!先生なんだって!!気付いたの!」

もぉ…涙が止まらない。

頬に流れる涙を先生が拭いてくれた。

「俺も…お前がいなくて…寂しかった。何度も…電話したくなった…。やっぱり…亜果梨がいないのは考えられない。」

先生…。大好きだよ。

その日の補習は幸せいっぱいで手が進まなかった。
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