先生が好き

「亜果梨ちゃん!お待たせぇ!」

「じゃあ、帰ろ♪」

そう言って、あたし達は歩き始めた。

「亜果梨ちゃんん家とおれん家けっこう近いの知ってた?」

「そうなんだ、知らなかったぁ!」

他愛のない話をしながら
長い坂道を登った。

坂道を登りきった所から
一軒家がたくさん並ぶ道にでた。ちなみにあたしの家はその家々より一番高級って言われている。


「もうすぐだね」

「あぁ…亜果梨ちゃん、
あのさ話あんだけどいい…かな?」

「うん…」

なんなのか分からないまま家の近くの公園に入った。

「あのさぁ…俺、亜果梨ちゃんの事好きになった。」

「えっ…」

「だから付き合って欲しい。俺と。」

その言葉を聞きあたしは頷いた。

少し恥ずかしかった。
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