先生が好き
父親の存在
ピッピッピッピッピッピッピッピッ…
「んー…もぉ~…」
「亜果梨…起きた方が…んー…」
ちぃとあたしは朝から耳に響く様な目覚まし音に起こされ、渋々眠い目を擦りながら洗面所に向かった。
「ちぃ…頭爆発しちゃってるね…(笑)」
「亜果梨こそ…爆発してんじゃん…」
2人とも、ゴワゴワに癖がついた髪を何とかサラサラに戻そうと奮闘して、頑張って準備をした。
「千郷ちゃん、朝ごはんどうぞ♪」
「あっ…どうも♪」
お皿には目玉焼きにベーコン5枚!?
しかも、コーンスープにサラダ、ミニクロワッサンまで…オレンジジュースまで…。
はりきっちゃってるし…。
「なんか、モーニング食べに来ちゃったみたい♪」
「ちぃ…毎日こんなんのわけないよ…今日だけ…。」
「やぁね!そんな事ないわよ!」
何いってんだか…。
毎日、ジャム塗ったパンとジュースだけじゃん。