先生が好き
お昼、あたしたちはショッピングモールの中にある、小さなカフェに入った。
サンドイッチでも食べようって話になって。
どこの席に座るかまよっていたらちぃが…
「ねぇ…亜果梨…あれ亜果梨のお母さんだよね?」
「へっ?どれ~?」
「あそこ!」
あたしはジーッと見てみた。
「まっ!?ぅぅ…。」
あたしは思わず大声で“まじっ”て言いそうになった。
お母さんと知らない男がいた。
「あれって、恋人?」
「わかんない…ウチお父さんいないから、恋人ぐらい…いるかも…。」
誰だか知りたくなって、離れた席に座り、お母さんを見ていた。
男の人が封筒をお母さんに渡していた。
何が入ってるんだろう?
お母さんはそれだけ受け取り帰った。