先生が好き
手紙の宛先はあたしになっていた…。
差出人は…
父…。
父より…?
えっ…?
あたしはびっくりした。
なんで…?
手紙を読んだ。
『亜果梨へ』
『亜果梨、お前は今まで父は離婚していないと、聞かされていただろう。
でも、本当は違う。
亜果梨のお姉さんや弟の父は離婚でいない。
けど亜果梨の父は私だ。
今、私は病院生活でもぉ…長くない。亜果梨がこの手紙を読んでいる頃には…
私はこの世にいないだろう。私は亜果梨が生まれてすぐに病院生活になって…
母は…亜果梨を妹に渡して…どこかへ…。
ごめんな。亜果梨。一度も会えなくて。遊んでやれなくて。こんな、親でごめんな。
さよなら…。
私の娘…。
愛してる亜果梨。』
『父より』