先生が好き
第八章
卒業
「亜果梨…眠いよぉ~!」
「あたしもぉ~」
頭がポヤポヤする。
桜の蕾が膨らみ始め、咲いている花もある。
暦は3月になり…
高校生活もあと少しで
終わろうとしていた。
少しだけ、卒業したあとの新しい人生にワクワクしている。
だけど、切なさが胸の半分以上をしめていた。
「先生~」
って、学校で呼ぶこともできないのが寂しい。
学校の友達と廊下で話したり…
学校の生活はもぉできないのが寂しい。