先生が好き

「亜果梨、話がある。」

先生は真剣な顔だった。

先生はあたしの手をひいて、車にのせた。

「亜果梨、お前はもぉ生徒じゃなくて、今は一人の女だ。今までもそうだけど。亜果梨、結婚してほしい。」

結婚してほしい…

結婚してほしい…

頭の中で何度も繰り返す言葉。

一瞬真っ白になったけど

もぉ答えは決まってる。

「はい!あたしも先生と結婚したい。」

先生はあたしを抱き締めてくれた。


そのあと、小さな箱を取り出した。

< 197 / 201 >

この作品をシェア

pagetop