先生が好き
「亜果梨、話がある。」
先生は真剣な顔だった。
先生はあたしの手をひいて、車にのせた。
「亜果梨、お前はもぉ生徒じゃなくて、今は一人の女だ。今までもそうだけど。亜果梨、結婚してほしい。」
結婚してほしい…
結婚してほしい…
頭の中で何度も繰り返す言葉。
一瞬真っ白になったけど
もぉ答えは決まってる。
「はい!あたしも先生と結婚したい。」
先生はあたしを抱き締めてくれた。
そのあと、小さな箱を取り出した。