先生が好き
第三章
再び…
あの日先生の胸で泣いて…少し愛しい感覚にあった。
先生が愛しくてたまらなかった。
先生の匂いや先生の温かさが凄く愛しくて…
あたしの心の部屋にしまった気持ちが再び…
戻りだした。
心にかけた鍵は簡単にとかれた。
「ちぃ…あたし…やっぱり…先生の事諦められない。」
「亜果梨…そう思うなら…今すぐにでも…気持ち…伝えてきな。」
「うん!」
あたしはちぃの言葉で、気持ちを伝えようと思った。
廊下にいた先生を見つけあたしは走った。
「先生!あたし、先生が好き!」
「神崎…」
先生はあたしに近寄り…
ギュッ…
あたしを抱き締めた。
「せっ…先生…見られちゃう…」
「気にすんな!俺も…お前が好きだ…。お前が俺の胸で泣いていた時、お前が愛しく感じた。やっぱり俺はお前が好きなんだって…」
「先生…あたしも…同じだよ」
先生が凄く愛しく感じた。あたしも…。