先生が好き
あの日は最悪の日だった…
でもあの日、レイプされなかったら…
先生と一緒にはなれなかった。
凄く複雑な気持ち…
「亜果梨…聞いたよレイプさらたって…先生から…」
「えっ!?」
「だから…いろいろ頼むって。これから男の俺じゃ駄目な事が出てくるからって…」
ちぃは夕日を見つめながら静かに涙を流した。
「レイプされたとき…
あたしにも言って欲しかった。親友なんだから…
なんでも言ってよ…」
「うん…ごめんね…ちぃ…」
「いいんだよ…辛かったね。」
ちぃはそういい手を握ってくれた。
夕日の色に染まった千郷の手は凄く温かかった。