先生が好き


悲しい時の夕日は…

目がしみるぐらい濃い…

深い綺麗なオレンジ…

その綺麗なオレンジに

負けて涙がいつも出る。

この夕日を見ながらだと…

辛い事も…

全て話せる…。


「ちぃ…ちぃは偉いね。
辛い事があっても…
いつも一人で背負って迷惑かけないようにしていて…」

ちぃは…

いつもあたしが聞くまで

辛い事があっても言わないんだ。

あたしに迷惑かけないように…。

「ちぃ…でも辛い事があったらいつでも…はなしていいんだよ」

「うん…亜果梨…ありがとう…」


あたしが今度はちぃのためのスペースを心に作らなきゃって思った。

ちぃを支えてあげなきゃって思った。

あたしばかり助けられてたら…ちぃに迷惑かけちゃうから。
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