先生が好き
「亜果梨…なんか…あんた強くなったね。」
「そぉお?」
「うん…なんか…今までずっと泣いてて…完全に心折れてたもん…」
確かに…
心折れてたかな。
辛い事が続きすぎて…
完全に心折れてた…
けどちぃのお陰で
ここまでこれた。
「ちぃのお陰だよ。ちぃがいなかったらあたし今頃家でこもってる(笑)」
「ふふ…確かに…亜果梨ならありえそう!」
「あぁー言ったな!慰めはないのかぁ(笑)」
二人で笑い合いながら…
夕日が照らす
オレンジ色の道を一緒に
帰った。