先生が好き

そして…


「先生…遅いなぁ~…」

あたしは言われたとうりに教室で待っていた。


――ガラッ


「ゴメン!遅くなったな。変な奴らに絡まれた(笑)」


「ふふ…あっ先生甘いもの食べれる?」

「おぉ…バレンタインなんかくれんの?」

「うん…まぁえへ♪」

先生はあたしの頭を


ワシャワシャと撫でた。


恥ずかしくてたまらなかった。


先生のほっぺに

チュッ

ってしてみた。


「おい!こんなところでするなよ!見られるだろぉ~!」


…やっぱり…

学校じゃダメだよね。


少し気分が落ちる。



「ゴメンな…なんか…俺が教師なんかやってるから…」


「先生…謝らないで。先生が今教師じゃなかったら、あたし先生と出会えなかったもん!」


先生が先生じゃなくなったら…


あたし今もずっと恋出来てなかったと思う。


立ち直れなかったもの。
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