先生が好き
あたしは仕方なく、また歩く始めた。
すると、後ろから一台の車が走って来てあたしの隣に止まった。
えぇ~マジ怖い…
車の窓が開いた。
「おい!神崎、乗れ!」
えぇ…
何で先生がいるの…?
「やっぱり心配だから。
校門出るときフラフラしてたし。」
「はぁ…。はい。」
あたしは助席に乗った。
はぁ~楽々。
あたし…夢でも見ているのかな?
熱でおかしくなったとか…
でも…幸せだな。
先生のハンドルを握る手が凄く好き。
血管が少し浮き出てて…
ちょっと黒くて…
ゴツゴツしてて…
「神崎?大丈夫か?おーい!」
意識がなんだかモウロウとしていたあたしはそのまま意識がなくなった。