先生が好き
第四章
別れ…
だんだん、暖かい陽気に変わりだした。
街を歩く人は、せかせかと急ぎ歩きしていたのが、みんなゆっくり余裕があるかの様な歩き方になっていた。
ちぃも少し落ち着いて、クラスのみんなも穏やかになった。
「えー、ここがこうでここがこう!!」
はぁ~先生カッコいい!
「おいっ!!神崎!お前話聞いてんのか?」
「えっ!?あっ…えっと…」
ヤバイまたしてしまった…もぉ…恥ずかしい。
「聞いてなかったろ!今日居残りな!」
マジで!?やったぁー♪
「はい…」
先生に居残りにさせらるのが凄く嬉しくて口が緩んでしまうあたし。
「あかりぃ~良かったねぇ♪」
小声でちぃがあたしを冷やかす。