先生が好き
恋する乙女
その日、仁志君はあたしに何度も話しかけてきた。
そのたび、あたしはときめめいていた。
ちぃと電話で夜話した。
〈亜果梨ぃ~それは、完全に仁志君に恋しちゃったね♪〉
「やっぱり、そうなのかな…あぁ~どうしよう!これから!!」
どう、話そう…。
恥ずかしくて顔見れないよ!
あたしは、クッションを抱いてベッドの上で転がった。
〈普通に話せばいいじゃん!ねっ?〉
「うん…でもぉ…顔見れないよ。恥ずかしくて!」
〈大丈夫だって!〉
「そうかなぁ…」
〈そう!〉
「わかった♪ありがと…お休み。」
よーし!明日からいっぱい仁志君と話すぞ!
あたしは自分に言い聞かせ、眠った。