先輩、こっちを向いてください
「信じられない…」
「何が?」
えっ、声に出てた!?
「いえ!な、なんでもないです!!あ、あの私は坂本春奈です」
やばい、声が裏返った…。
てか泣きそう・・・・
「坂本…春奈ね。はい、覚えましたー」
先輩はふざけた風に言い、私の大好きは笑顔を私に向ける。
「じゃあ、本の整理やるか!」
私…、図書委員で良かった!
「終わったなー」
「ですね~、疲れました」
「じゃあ、頑張ったご褒美にジュースをおごってやろう」
「ほんとですか!?」
先輩からのジュース…。
ほんと、信じられないっ