なめんなよ‼︎



昼休み。





「今日は、一緒に食べれるよ〜」


「久しぶりだね〜」


と、私と沙奈は机を合わせた。



「初めてだから、緊張するー!」



「梨緒初めてなんだー!」



「まぁね!」



「何が、初めてなの?」



うん?



「瑠衣斗くんじゃん!!」



そこには、瑠衣斗くんがいた。

教室の女子は、キャーキャー言っている。



「え?なんで?」



「だって、梨緒ちゃん何処にもいなかったもん」



「は?」



「昼休みに空き教室か屋上にいなかったって事」



はぁ…。


「でさ、何が初めてなの?」



ギクッ



「別に、なんでもないよ」



「えー、隠し事?」




「いや、隠し事とかじゃなくて
別になんでもないって!」



「俺と梨緒ちゃんのなかじゃん
隠し事なんてすんなよ」



いやいや、誤解うむから。
てか、どんななかだよ!



「そーだよ!今日ね合コン行くの!」

と、沙奈が言った。



「えー!まじ?なんで?」



「別になんでもいいじゃん」



「あ!彼氏ほしいの?」



「…別に」



「じゃ、俺がなってやろうか?」



はーい、絶対ないです!



「いいです。いいです!
お断り申しあげます!」



「そんな焦んなって。
梨緒ちゃんの気持ちは分かってるから」



はぁ、もうダメだ…こいつになに言ってもダメだ。




「うんうん。ありがとー」



「あ!もう俺もどるね?」



「さよなら〜」



「うわ〜、冷たい!
まぁ、またね!愛しの梨緒ちゃん!」



と、もどっていった瑠衣斗くん。




愛しのって、、、


はぁー、なんか自分も慣れたのか嫌じゃない。


な、なんてねー!




「愛しの梨緒ちゃん!」



「な、うるさい!」



「あはは!照れてる?梨緒」



「うるさい!」



照れてなんかないし!


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