眼鏡男子に恋しちゃった♡ 完
先輩と先輩ファンの皆さんは帰って行った。
「此処に居るのは私達だけ。・・思いっきり吐き出しな」
沙月ちゃんの言葉に、私の心の奥に閉まってあった鍵のかかった箱が解かれた。
「・・辛かった。毎日・・皆、親がいるのに何で私はいないんだろうって・・」
「うん」
「いつも寝るのは1人・・ベットに入っても人のぬくもりが・・なかった・・」
「うん」
「・・でも、おばさんに迷惑かけたくなくてっ・・毎日ベットで泣いてた」
「・・うん」
「私は・・ただ・・・愛されたかった。捨てないでほしかった。・・普通の家族の生活がしたかった・・。」